27年ぶりに卒業生が会いに来てくれました。
2021年 12月 12日
先週、研究室の電話が鳴りました。
電話に出ると、元気な声で、先生という声が聞こえます。そして、「某高校を卒業した〇〇〇〇です。」と言いました。僕の頭に高校時代の彼女の顔が浮かびました。「おー〇〇かー、懐かしいなあ、元気でしたか?」それから、少しの時間、研究室に挨拶に来たいというので、是非是非ということになりました。高校卒業から27年の年月が過ぎていました。僕はコーヒーを入れるために、お湯の準備をしました。その間もドキドキしていました。
まもなく、ドアのノックが響きました。「どうぞ」というと、ドアは開きました。
そこにはあの懐かしい面影のある生徒が立っていました。「はい、どうぞ、どうぞ、座ってください」全く変わっていないものの18歳から45歳になった彼女は結婚し、小学校の娘さんもいました。これから参加日ですというと、これは短時間でなければと思ったものの、昔話に花が咲き、あふれるように卒業生たちの話や家庭の話などなど次々と話題は出てきます。尽きることはないのです。
そのうち、彼女の目に大粒の涙があふれてきました。そういえば、この子がいたクラスの卒業式には僕が号泣していたことを思い出しました。この27年、色々なことがあったでしょう。しかし、あの18歳のころのみずみずしい感性は今も生徒の心の中に確かに息づいているのです。
教育の結果は10年後、20年後に表われると言われています。気が付けば、僕までも涙が溢れていました。教員という仕事のすばらしさを感じながら、僕は彼女を授業参観に促しました。
この日、一日、僕は清々しい気持ちで過ごしました。もちろん、大学の学生たちにもこの話をしました。将来、英語教員として生きる彼らの未来に大いに感動があることを願っています。
では、また。

