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京都の英語教員今井康人の英語教育の日々 リンクはご自由にどうぞ。


by yasuhitoi
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第3回英語教育今井塾セミナーが終了しました。

全国から参加された31名の先生方、本当にありがとうございました。次回は3月後半です。また、お会いしましょう。まとめを書きました。ご参考になれば幸いです。

第3回英語教育今井塾セミナーが「揺るぎない英語教育の基本から学ぶ」というテーマで20181124日(土)14:0017:50に立命館高等学校1Fプレゼンテーションルームで行われました。

・浅川 真央 (立命館中学校・高等学校 教諭) 「授業実践発表」(30分)

日頃の授業実践をしていただきました。内容は高校1年生MSコースでの実践でした。将来、東大京大などの難関大学を目指す生徒に対して、行っている授業内容でした。緻密でありながら、基本的なコンセプトは非常に良く考えられており、生徒の英語力が向上するように授業構築されています。具体的には、理解、内在化、発信の領域をバランス良く授業に取り入れ、生徒が正確に理解しなければ、ならない仕組みを随所に取り入れていました。非常に参考になる内容でした。

・八巻忠彦 (甲府第一高等学校 教諭)「授業実践発表」(30分)

八巻先生のセミナーでは日頃から熱心に勉強されている内容から英語教育の本質に関わる内容をご呈示していただきました。ハンドアウトの内容が非常に精査されており、最初から、目が奪われるような内容でした。授業の核になる部分に焦点を当てた概念から実践への展開は見事でした。英文の文構造分析につながる授業実践は難解な英文を将来読む生徒に有効でした。進学校で、将来の進路対策にもなる内容で、正確に英文を読み進める基礎が磨かれる実践でした。

・上田 佳代 (育英西中学校・高等学校教諭「今井塾での学びを実践にー4技能統合型の授業展開」(60分)

実際の授業をトレースする形でした。授業での考え方やコンセプトに基づいた活動事例はとても実践的でした。理解から内在化、発信に移行する過程が非常によくわかりました。特に、それぞれの活動が目的に沿った形で行われ、確実に生徒の英語力が向上していました。それは上田先生の工夫が随所に溢れ、生徒の実態を的確につかみ、緻密な組み合わせによるものであると思います。

・今井 康人 (立命館中学校・高等高校 教諭)

「4技能統合型授業実践と音声を使った文法指導を生かした授業構成」(90分)

最初に友人でもある磯田道史先生が書評を書かれたブレットキングさんが書かれた「拡張の世紀」から今後の世界の予想とAIとの協働の在り方、そして高校生、中学生に必要な力についてお話ししました。そこから、英語教育の原点やコンセプトをお伝えし、Zestar総合英語、English Grammar in 47 Lessonsを使って、音声を使った文法指導・英作文指導についてお伝えしました。さらに、気づきノートや授業実践の技の数々をご紹介しました。また、ACTIVE Writing(啓林館)やClimb-Up 3(山口書店)のご紹介もしました。自分がかかわった書籍についてはその特徴をお伝えし、少しでも活用事例の助けとなればと思っています。

 懇親会は、10名の先生方で行いました。楽しい時間も話題は英語教育の内容でした。常に良い授業をしたい人間の集まりは話題もそこに集中しますね。次回は3月後半に京都で行います。次回も是非、お越しください。


by yasuhitoi | 2018-11-26 17:36 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)