北海道大学・高見敏子先生の多読授業
2015年 08月 23日
高見先生の多読の授業は成功している。成功している授業の特徴は指導している先生が多読をする環境整備をしっかりと行っている点にある。そして、自らが多読の効果を十分に理解している点にある。
夏休みの総括を考えながら、今後の指導内容を考えていく上で、非常に参考になった。高見先生の授業に対する熱意も素晴らしい。大学でここまでしっかりとした取り組みをしているところは少ないと思う。なぜなら、多読の環境設定には本の準備や記録方法の構築、予算の確保、そして、時間がかなりかかる。ここまで来るのに10年、かかっている。僕が函館中部高校で英語教授法式を構築するのに10年かかった。壊れるのは速いのだが、作るには時間がかかるのである。
京都の立命館でも少しずつ効果的な学習環境やシステムを構築したいと考えている。慌ててはいけないが、着実に歩みたいと思う。
昨年開発したSSCCとCOCはとても効果的である。このシステムが広がれば日本人の英作文力はもっと向上するはずだ。さて、明日から学校に行き、補習や授業の準備、校内模試の準備をする。生徒達の英語力をさらに向上させたいと考えている。
では、また。