受験生の健闘を祈る
2011年 01月 28日
こよなく愛する生徒達が選択する大学に東京外語大学がある。8年間、3年生を中心に
教えてきたので、毎年の3年生の動向は手に取るように理解できる。毎年、複数の生徒
が合格してきた東京外大だが、今年は5名の生徒達が挑戦する。中には、専願の生徒も
いる。落ちたらどうすると聞くと、迷わず浪人するという。そこまで自分を追い詰める
ことができる生徒は強い。この時期に添削指導をしていくと、たった1週間でも大きく
伸びていくのが生徒だ。人間、本気になったときの力はすごい。
5人全員の合格を祈っている。
英語教育は大きく変わってきている。そこには、生徒の英語力を確かなものにして
きた先輩教員の努力がある。
コミュニケーション能力とは何かという命題に正面から立ち向かってきた教員、ある
いは今も正面から向き合っている教員がいる。さらにその能力を真摯に生徒に身につけ
させる授業力を向上させるために常に自己研鑽している教員がいる。僕はそんな先生方
とセミナーを行ったり、執筆したり、交流できるときに本当の幸せを感じる。
明日、函館METSがある。毎月1回、オールイングリッシュで英語教育について話し合
う。明日は、函館稜北高校の吉川直生先生がプレゼンをしてくれる。
コミュニケーション能力の定義は立命館大学の山岡憲史先生の言葉が参考になる。
「1)音声や文字で伝えられるメッセージを正しく認識し、2)その内容について
自らの意見や解決法を論理的に構築し、3)それを適切な文章で、音声や文字を使って
表現できる能力」である。
すべての活動がOutput活動に繋がっているか、そこを解決できれば生徒の目の輝き
は変わるだろう。
明日は、土曜講習。これから教材研究をし、2月4日の講演のPPを仕上げる予定。
では、また。