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京都の英語教員今井康人の英語教育の日々 リンクはご自由にどうぞ。


by yasuhitoi
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落ち着いた週末

 今日は、中学校の高松宮杯英語スピーチコンテストの審査委員を行ってきた。
上位は大混戦。同じ点数で並ぶこともある。上位2名が東京での東日本大会に出場する。
ここで勝てば、全国なので気合いが入る。引率の先生方、保護者の方々、応援の方々な
ども会場に来ていた。英語の発音・リズム、内容などなどいくつもの項目から特典を決
める。大体、誰が見てもこの生徒だなという所に落ち着く。何と、今回はただ一人参加
の1年生が1位になった。2位は3年生。どちらのスピーチも発音が素晴らしい。ただ、
最近は高速傾向があり、速いのだが、文章の後半の英単語の音がつぶれてしまうことが
ある。全国大会に向けての修正点を伝えて、さらなる研鑽を求めた。
 高校英語ディベート大会地区予選があった。2位までがオール北海道大会に参加でき
る。今回は、2年生の修学旅行もあり、短期間の練習だったが、2位に入った。選手の
中に1年生の女子もいる。中学校時代に英検2級を取得した強者(つわもの)だ。
 今、準1級の勉強をしている。語彙とリスニングで得点できれば、本校の生徒達は、
合格できる。普段の音読が非常に効果的だ。音読・暗写・多読を軸に、文法・語法や
語彙、読解、リスニング、英作文に加え、スピーチ、プレゼンテーション、スキットを
3年間で行っていく。この15年間でできたシステムは素晴らしい。僕がこの学校で英語
を学びたいと感じている。良い教育を行っている自信は教員を笑顔にする。一番大切な
生徒達に英語力向上の機会を与えている。この幸せ。
 理想的な英語学習環境を構築するには時間がかかる。正しい方向に動きながら、その
継続がなければ成果は出ない。
 50才にして、わくわくどきどきの毎日。
 新しい「ゼスター総合英語」(Z会出版)監修今井康人の見本本が今月完成する。
 来年2月に全国発売になる。situational grammarを意識した新しい切り口の総合英語。
何と例文がストーリーになっている。これは日本初の試み。きっと話題になるだろう。
11月5,6日の全英連(神奈川県)で、ついにお披露目である。興味のある方はZ会ブー
スに行ってみてください。
 10月29日神戸で英語教育の講演を行います。お問い合わせはベネッセへ。
 兵庫県の皆さん、お会いするのを楽しみにしています。
 では、また。
Commented by Toku-Chan at 2010-10-17 07:20 x
「Grammar of the English Language」
読み始めましたが,付箋が一杯になるくらい,刺激的な内容です。本当にありがとうございます。私は英文法になると,膨大な授業ハンドアウトを作り,生徒が思考の過程(ストーリー)を大事にでき,気づきを促すようにしています。更に磨けそうです。●「総合英語ゼスター」(Z会出版)も期待大です。今までの参考書は,例文が「だからどうした」「あっそ」というのが少なくありませんでした。例文で響かせる,つながっているというのは,学習者にも定着させやすいですね。一刻も早く見たいです!!(2月まで待てません!)
Commented by yasuhitoi at 2010-10-26 23:30
Toku-Chanさん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
嬉しいコメントです。教員が気づきや学びを体験して、授業を
行っていく。生徒はそれを自然に感じていく。学びのすばらしさを
伝えることが教員の務めでしょう。
認知言語学は非常に成果を上げています。英語の本質に少しでも
近づきたい日本人の気持ちや研究者の息吹を僕は感じています。
英語の学びはじつに深いですね。
by yasuhitoi | 2010-10-16 19:01 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)