今日はテストを返却
2009年 06月 15日
何しろ、110問くらいある。1問1点は当然で、完全解答ももちろんある。1問30
秒以内で答えなければ、全問に答えることはできない。ハードルは高い。
範囲は、教科書、単語帳、基礎英文問題精講、アップグレードなどなど。
最高点は99点。この生徒は慶応に行こうとしているが、東大の方がいいかもしれな
い。よく勉強をする秀才である。努力を惜しまない生徒に出会うと未来に希望が
もてる。勉強をすることで、物事の判断方法を学んでいる。
データを集積し、考え、結論を導き出す。色々な知識を複合的に思考し、判断する。
論理的でなければ科学的な思考につながらないだろう。感性を生かす場面と理性的に
知識で判断する場面のバランスが重要である。子供は感性で生きている。徐々に
理性を働かせていく練習の場が勉強のフィールドだろう。感性と理性をうまく
生かしながら生きていく。そこに文化や技術が生きてくる。訓練も必要だ。
徹底的に基礎訓練をしたあと、感性を生かす時期がまたやってくる。技術の上に
見事な感性が花開くとき、崇高な芸術が生まれる。
また、明日から通常の授業が始まる。
「点数が悪くても落ち込むな。まだ、センター試験まで間に合うぞ。」と生徒に伝えた。
7ヶ月は最低限必要な時間だ。
言葉が響いた生徒諸君は今頃、必死に学問に取り組んでいるだろうか。簡単にいけば、
苦労はいらない。しかし、生徒の可能性を信じていこう。
授業のあと、何人かの男子がやってきた。
「僕たち、落ちこぼれですから。」と言う。
「まだ、間に合うぞ。」と答える僕。
少しだけ、希望の空気が流れた。
もちろん、英語の基礎力充実のために必要な方法を具体的に述べたのは言うまでもない。