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京都の英語教員今井康人の英語教育の日々 リンクはご自由にどうぞ。


by yasuhitoi
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生徒のために生きる

初めての授業。生徒たちと対面。
純粋な生徒が多く、まっすぐにこちらを見ている。この子達は伸びると感じた。まなざしがいい。
いい学校に来たと心から思っている。どこの学校にもすばらしい生徒たちがいる。自分は
一人しかいないから、ひとつの学校にしか勤務できない。だから、この学校で働けることがひと
つの出会いであり、じつに貴重だ。出会いは人生の宝といつも山岡先生(立命館大)は言
っている。本質をつく言葉は多くはない。
 6月に本校では、久保野りえ先生に来てもらうことになっている。今からお話が楽しみなのだが
僕は東京で講演が一つ入っていた。これは参った。これは、久保野家に僕が行ったほうが良い
かもしれないなどと思ってしまった。雅史先生にも最近会っていないのでさびしい限りだ。
 さて、本格的な授業のスタートが明後日から切られる。
生徒の英語力を最高域まで高めるために何をするべきか精査しながら、シンプルに力強く授業
したい。3年生とは、同じ船に乗っている気持ちだ。合格の二文字を一緒に喜びたいと思ってい
る。2年生は、じっくりと確かな英語力の定着を追求したいと思っている。音読して鍛える部分と
コミュニケーションしながらアウトプットする部分をバランスよく行っていきたい。音読・暗唱・暗
写で基礎力をつけながら、英文を再構築できる再生力や自分の言葉で話したり、書いたりでき
る発信力を鍛えたい。もちろん、発音は正しく正確にできるようにしたい。そして何より、自分で
考え、判断して、行動できる人になってほしい。
 日本のリーダーになり、時機を逸しない人になってほしい。何が大切なのかを理解し、常に
正しい判断ができる人になってほしい。勇気を持って正義を実行できる人になってほしい。
 もちろん大人がその模範を示さなければならないのは言うまでもない。
 では、また。
# by yasuhitoi | 2011-04-12 16:58 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)
生徒の状況に合うように教材を適切に使えるか、出だしからあれこれ考える日々
が続いて来た。明日はついに、授業スタート。今日は一日、授業について考える
日になった。公立高校では、教育条件が決まっているから検定教科書を使って
教える事が義務になっている。私立高校では、受験での結果が生徒募集での重要な
PRになるので、結果を出すために、受験に直結した教材を使う事が多い。
教科書を使いながら、高い英語力を身につける手法を使って来たので、いたづらに
難しい教材を生徒にやらせる事が有効とは思っていない。受験に惑わされづに、
その先をしっかりと見据えて英語を教えたい。骨子になる教材をしっかりと身に
つけてほしい。いろいろと厳しい日本の状況から行動力のある日本人を育成する
ために生徒と一緒にがっちり学ぶ一年にしたい。新しい学校に来て一週間が過ぎた。
まるで一ヶ月いたように感じている。多くの情報を頭にインプットして来た。
優秀な生徒達に、たくさんの英語を教える機会をいただいた。今、大矢復先生の
英作文の本を読んでいる。今までずいぶんお世話になって来たが、読み直しは
大切。竹岡先生の最新の本も参考にしている。さあ、始まる。
感動のある授業を目指して走る日々。
では、また。
# by yasuhitoi | 2011-04-10 22:40 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)

平成23年4月6日(木)

 連日の会議に集中していて、神経がかなり疲れているが、授業構築のプラン作成に思いは
飛んでいる。生徒に英語を教えながら生業を立てることに本当に幸せを感じる。今までの人生が
今という時間のためにあったのだという思いを胸に抱く。しかし、今の自分をさらに鍛えていきた
いと思う。まだまだ、英語教育を追求しなければならない。たぶん、最後の瞬間までこの思いは
変わらない。
 函館を離れるとき不思議にこの歌詞が心に浮かんだ。
 「栄光に向かって走るこの列車に乗っていこう。」
 家人を隣に、車の中で声を出して歌っていた。
 そして、立命館慶祥中学校・高等学校に来た。
 この3日間、100名を超える先生方に会った。在職している教職員は140名以上いる。

 さて、教材の紹介。

1 PROGRESS IN ENGLISH 4,5
2 ELEMENT Ⅱ、 English Reading
3 CROSSBEAM 4
4 英語標準問題1100
5 A New Passport to English Composition
6 センター試験 40分 プレノート
7 Cutting Edge 2

 高校2年生と3年生で使う教材を並べてみた。それぞれどのように料理するか検討中。
もちろん、選定作業には参加していないので、こちらの学校で今まで使ってきた教材になっ
ている。僕が選ぶなら違う選択になるだろうが、どんな教材でも適切に教え込むのがプロ
だろう。
 さあ、明日は入学式。午前に高校、午後に中学校で行われる。
 かわいい生徒たちとの出会いに期待する。
 では、また。
# by yasuhitoi | 2011-04-06 19:55 | 英語教育 | Trackback | Comments(4)

2011年4月4日

初登校。五十歳にして緊張の朝。一緒に住む次女が車まで来てくれた。初登校日の緊張を感じてくれたのかも知れない。新しい勤務先に到着すると次々と挨拶に来てくれる先生方がいた。少子化で私学の厳しさの中、世の中から信頼される教育を提供する事で多くの生徒が入学してくれる学校作りを目指す。気持ちも新たに、真剣勝負。ダメな事にはしっかりとダメと言い、頑張った時には手放しで褒める。
感動のある英語教育を提供したい。偏差値七十を超えるクラスを担当する。まさに学校の評価を決めるクラス。考えるだけでその責任の大きさを感じる。今年の目標は効果ある実践の積み重ねから各テストで数値として結果を残すこと。だからと言って、過去問を付け焼刃的に解かせる事はしたくない。どんなテキストであれ本当に英語力が付く手法で授業したい。考える事が多すぎるが授業開始までまだ時間がある。徹底的に教材研究に向う。
では、また。
# by yasuhitoi | 2011-04-05 00:20 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)
京都での辞令交付式が終了しました。立命館大学の設備の良さを目の
当たりにしました。今年は二十五人の専任教諭が誕生しました。それぞれの
授業が始まります。厳しさと学びの楽しさのバランスを大切にしながら、
この一年で生徒にどのような力をつける事ができるのかが勝負でしょう。
正しい学習方法で英語の基礎基本をしっかりと身に付けながら、質の高い
英語学習ができるように指導したいものです。
物事には必ず原因があります。生徒の英語力が伸びないとき、必ずその
原因があります。語彙が少ないのか、文法、語法の理解が不足しているのか、
構文の基礎知識や英語そのものに対する考え方に偏りがあるのか、音声知識が
必要なのか、豊かな言語体験が不足しているのか、学習方法が間違って
いるのか、あるいは、偏りがあるのかなどなど、その生徒によって何かしらの
原因があるはずです。と同時に僕たちが行わなければならないのは自分たちが
いま行っている授業が生徒のレベルを常に上げるものになっており、生徒の
現実的な努力によって克服される内容になっているのかが非常に重要になって
来ます。時には厳しい叱咤激励も必要ですし、こちらが本気で授業を行っ
ているという姿勢を示す事も重要です。
何かに偏ってはいけません。音読は非常に有効な手段ですが、多くの
音読方法がありますから、その時々に応じた音読をてきせつな分量で行う
ようにしましょう。暗唱や暗写も有効ですが基礎力を構築する時にはいい
のですがある一定の能力がついたら比重をかけすぎないようにした方が
いいでしょう。さらに、自動化する部分と深い理解で追う部分と内容に
よって教える手法を精査したほうがいいでしょう。
常に授業に変化を持たせる事もいいのですが、以外に時間がありません。
時間を厳しくコントロールしましょう。ストップウォッチは必ず必要です。
音声機材がスムーズに動くように機器に習熟するべきです。ipodは強い
見方です。問題は音声機材です。小型のギターアンプに接続するといいです。
音もいいし、壊れにくいです。値段もそれほど高くありません。
多読も有効です。予算の確保が難しいでしょうが、一度集めてしまえば
十年は使えます。生徒の読む速さはかなり伸びます。それと英作文がとても
大切です。単文の和文英訳からエッセイライティングまで地道にコツコツと
取り組み、自分である程度添削できる力が付くと非常にいい英文を書ける
ようになり、東大のエラーコレクションも解けるようになります。
リスニングには、ディクトグロスがいいです。複合的な活動が今後の
中心的な活動になるでしょう。スポーツでいう分解練習から複合的な練習、
そして練習試合を経て、いよいよ試合に向う。英語も実際に使ってみて
何が不足しているのか痛感して、部分練習を行い、また練習試合をする。
力を付けてから試合に向うと必ずいい結果が出るはずです。
いい結果が出ない時に教員の出番です。今日の冒頭に戻りますが、
生徒の何が不足しているのか十分に検討して、その部分を鍛えてあげてください。
厳しく、楽しく。生徒は必ずついて来ます。
では、また。
# by yasuhitoi | 2011-04-03 23:57 | 英語教育 | Trackback | Comments(4)