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京都の英語教員今井康人の英語教育の日々 リンクはご自由にどうぞ。


by yasuhitoi
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 明後日から、東京へ行き、講演や会議を行う。仕事が波のように迫ってきている。
原稿のチェックや執筆、時間がいくらあっても足りない。でも、一つずつ対処して
いく。一気に片付けることなどできない。ここで重要なのが、何からはじめるかだ。
時系列だけで進めていいとは限らない。仕事をしていない時間に、頭の中で何を考
えているかによって、仕事の進み方は違ってくる。寝る前や朝方にこれはという
いい考えに出会うことは多い。
 人は本当に困ったら全力で考え抜くすべを持っている。苦労している人ほど、
その人の心は深いものだ。僕の持論だが、35才から45才の過ごし方でその人の
その後の人生の方向が決まってくるように思う。
 その時期に真剣に向き合った仕事がその人の特性になることは間違いない。教育と
いう仕事もじつに複雑だ。経験がものを言う。授業も高校の教員だと1年間に、
450回くらいの授業を行う。それを、僕のような50才の教員は28年間続ける。
12600回、50分授業を行う。最近気がついたのだが、大まかな授業案を頭に
入れて、生徒の状況を見ながら授業を行う。can-do リストで確認しながら、生徒の
英語力の進捗状況をつかみながら、目標を達成していく。生徒が何をどれくらいでき
るようになったらいいのかをつかみながら日々の授業を行っていく。
 この正月は、can-doリスト作成に多くの時間を費やした。他の仕事も佳境に入っ
て、じつに充実している。
 このブログの更新後も、仕事は続く。長男が昨日のバスケ大会で、3位になった。
オール北海道大会出場権を手に入れた。白熱したゲーム展開に手に汗を握った。
何事もあきらめないこと、疲れても走ること、日々の練習をしっかりと行うこと、
くじけそうな自分と戦い、絶対に負けないこと。あくまでも科学的に考えること。
 スポーツはいつも生きることの原点を教えてくれる。良き教科書でもある。
今年は自分の体も鍛えようと思っています。
では、また。
# by yasuhitoi | 2011-01-12 00:23 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)

HAKODATE CHUBU CAN-DO GRADE

  HAKODATE CHUBU CAN-DO GRADEができました。
今日の午前中に打ち合わせがあり、初めて披露しました。
四技能にわたって、細かく記述しました。記述に当たって、二つの高校
とGTEC for studentsのクライテリアを参考にしました。2月18日の研
究協議会で参加者の皆さんに配布し、公開します。それまで修正を加え、
函館中部らしさを出していきたいと思います。お楽しみに。

 数週間がかりで、ある原稿を完成させた。さらに、原稿を書かなけれ
ばならない。基本的に僕の生きている意義・目標は英語教育の改善なの
で、依頼された原稿は基本的に断らない。なぜなら、僕の考える英語教
育の考え方を皆さんに読んでいただけるチャンスであるからだ。講演も
できるだけ行うことにしている。その姿勢は、今年も変わらない。昨年
も、自費で行った講演もある。
 全国を授業をしながら巡業することも良いと思っている。でも、僕の
夢は英語の授業を世界各国で行うことである。オールイングリッシュな
ら日本語を使う必要はない。
 今僕は50才。今年は「50才の挑戦」がテーマだ。60才からは、アジ
アを中心に世界を授業をしながら巡業していく。英語教育の旅芸人にな
れたら本望である。
 ベネッセの田坂さんと話したのだが、日本の英語教材は世界一である
と僕も思う。その教材をどのように使うかが問題。英語の学び方には、
改善の余地はあると思う。
 トレーニングをする部分と深く考える部分、そして瞬間的に反応して
いくコミュニケーション力。僕は昨年、ニュージーランドに行ってきた。
一昨年はケンブリッジ大学で研修を受けた。その前には、ウェールズの
バンガー市に滞在してきた。いずれもいい経験になったが、どこに行っ
ても、日本人のまったくいないバーなどで交流を深めた。
 特にバンガーでは、プールバーで2時間ほど過ごしたが、別れ際に、現
地で知り合った人からあなたのような日本人がいるんだなあとしみじみと
言われたことを覚えている。気持ちが通じて嬉しかった。
 さあ、皆さん、生徒の英語力をがんがん伸ばして、60才になったら、
世界で活躍しましょう。
 では、また。
# by yasuhitoi | 2011-01-05 23:48 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)
 今年もよろしくお願いします。
 昨日までがお正月で、今日から始動しました。
 早速、HAKODATE CHUBU CAN-DO GRADEなるものを作成しています。
できましたら、公開します。今日は、「Reading」の部分ができました。
いろいろと参考にしながら、また函館中部らしさを考えながら、作成しています。
明日は、「Listening」「Writing」「Speaking」を作成しますが、全部は無理で
しょう。いい音楽を聴き、アイリッシュコーヒーを飲みながら仕事をします。
 原稿のチェックもあるので、お正月が一番、仕事がはかどりますね。
 学校にも入れないので、自宅でじっくりと楽しく仕事をします。

 こんな平和な日本がいつまでも続くように祈っています。

 アルクの嵯峨さんの年賀状に「英語教育維新の年にしましょう」と書いてあり
ました。全く同感です。今年は、英語教育維新元年にすることが、僕の目標です。
 日本中どこへでも行き、講演、セミナー、授業を通じて、英語教員の仲間の皆
さんと一緒に元気に英語教育改革を推進したいです。
 まずは、1月13日に明海大学、2月4日に兵庫県高英研で講演をさせていただ
きます。
 今年もよろしくお願いします。
# by yasuhitoi | 2011-01-02 23:53 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)
 英語教育激動の時は暫く続くでしょう。今年は、長野、名古屋、大阪、札幌、京都、神戸で
講演やシンポジュームの機会を頂きました。
 新年は、東京、神戸、札幌などでのセミナーや講演があります。身の引き締まる思いととも
に今後の日本の英語教育改革に必要なことに思いを巡らせています。どこに行っても、多くの
人々との出会いがあり、立命館大の山岡先生が良く言われる「出会いは人生の宝」という言葉
を思い出しては、この出会いを大切にしたいと思っています。
 授業方法についても悩みは尽きませんが、自分の感性を信じて、生徒にもっとも効果的な
方法を模索しています。2011年2月18日(金)には、研究協議会を函館中部高校で行い
ます。文部科学省の太田光春視学官にお越し頂き、お話しをしていただきます。
 僕は、公開授業を行います。主に、コミュニケーション活動の展開を中心に、内容理解を深
めた言語材料を使いながら、自分の言葉で、質疑応答やサマリー、意見交換をペアワークを中
心に行う授業をします。生徒がどれくらい積極的に英語を使うのか見ていただければと思いま
す。
 ねらいは、常にOutputを前提として全ての活動を行うことで生徒のモティべーションの
あり方に変化を付けようと考えています。海外のテニスの指導方法からヒントを得ました。
 この休み中に、2階の英語準備室の片付けをしている中で、武生東高校のハンドアウト資料
集が出てきて、夢中で目を通しました。
 また、机上周辺整理の中で、久保野雅史先生の資料が出てきて、もう一度、読み返しました。
優れた実践は、何度読んでも発見がありますね。
 舟入高校の西先生のレポートをインターネット上で発見し、そこには非常に興味深い内容が
ありました。そこからヒントを得て、ipadにリズムボックス機能を無料でアプリからダウンロ
ードして使っています。
 靜先生から送られてくる新指導法についてのメールもじつに有意義な内容で、参考になって
います。
 昨年の大分県の石黒先生や麻生先生との出会いも貴重なものでした。札幌の講演会では、
灘高校の木村先生とご一緒させていただきました。100名を超える参加者の皆さんと英語教育
改革の勇気を共有できました。
 全英連の夜には、横浜中華街で、業種を超えて、友人知人が集まり、熱く英語教育について
話し合いました。そこから横浜駅前のホテルに行くタクシーの中で、インドネシア人に間違え
られたのも楽しい思い出ですね、青木さん(ベネッセ)。
 今、ディクトグロスの有効活用が、生徒のリスニング活動の充実への近道と確信しています。
福岡県香住ヶ丘高校の永末先生の実践をさらに学び直しています。永末先生と会わせてくれた
山口県鴻城高校の松井先生には感謝しています。
 激動の一年でしたが、新年も大きな変化が起こりそうです。
 このブログをお読みの皆さん、お付き合いありがとうございます。
 来年も、今井は走り続けます。
 何処かでお会いできることもあろうかと思います。
 新年もよろしくお願いします。
 良いお年をお過ごしください。
                                      今井康人
# by yasuhitoi | 2010-12-30 13:59 | 英語教育 | Trackback | Comments(4)

Output活動について考える

 今ひとつ、Output活動の本質が見えないときがある。
中央大学の若林茂則先生と話していたとき、「今井先生は、英語が使えるとは、
どういうことだと思いますか。」と聞かれたことがある。いつも、その言葉が
耳に響いていた。
 外国で話すとき、色々な話題になる。じつに様々な出会いがある。昨年は、
ケンブリッジ大学での研修、今年は、ニュージーランドに行ってきたが、地元の
人たちとの会話は当然英語で行ったが、気がつくと日本語を使っているように日
本語を話している。頭の中は、ある話題のことを考えているのだが、言語が英語
になっているだけで、考えている内容は日本にいるときと同じだ。これが、ある
種の「自動化」かも知れない。
 生徒に自分の考えを英語で述べる活動をさせているときに有効な活動は、何を
どう展開して話すべきかに、焦点を当てている。
 Claim---Warrant---Backing の流れを生徒に指導すると、何をどういうのか
理解してくれる。日本語に直せば、主張、根拠、裏付けなのだろう。
 武生東高校のハンドアウトにこの考えを取り入れたものがあって大いに参考に
なった。
 Speakingさせれば、全てがOutputと言うわけではないだろう。何をどのように
言うのかという指導が大切である。
 僕は、生徒との対話を大切にしている。英語での対話も非常にいいものだ。50
才のおじさんが一生懸命に英語を駆使している。その姿から、自分もやるぜという
気持ちを持ってくれれば、本望だ。
 明日は、冬期講習最終日。皆勤賞は、きのこの山やさいころキャラメルである。
 では、また。
# by yasuhitoi | 2010-12-25 23:42 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)