京都の英語教員今井康人の英語教育の日々 リンクはご自由にどうぞ。


by yasuhitoi
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<   2009年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 久々に、函館で過ごしました。コンピューターと向き合いながら、11月の山口での
英語教育フォーラムでの講演についていろいろと考えました。内容や演題について、何を
一番伝えたいのか、自分の中のもう一人の自分と相談していました。また、STEP英語情報
を読んで、広島カープのマーティ・ブラウン監督の手記が面白かった。日本流でもなく、
アメリカ流でもない。「自分たちだけのやり方」にこだわって野球をしています。
 英語教育も「何とか流」に流されずに、その学校の先生が一番その学校の生徒のことを
理解していますので、その学校独自の流儀を構築すべきであると思っています。
 英語の授業をするときに、内容理解だけで終わっている授業が多いような気がします。
内容理解はすーっと終わらせて、英語の構造や仕組みに基づいて、active levelまでいける
ようにトレーニングした方がいいでしょう。深い理解と運用力の向上が言語習得の神髄の
ように思います。そのために、何かに偏らず、バランスよく学んだ方が良いでしょう。
 ケンブリッジ大学での2週間は、非常に楽しい2週間でした。
 授業には、インターラクションもあり、いろいろと意見を求められましたが、話すため
には語彙が必要でした。理解するときもやはり語彙が必要でした。なので、2週間で
気がつくと多くの語彙を得ることができました。そんな授業が一番良い授業なのかもしれ
ません。
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by yasuhitoi | 2009-08-30 21:43 | 英語教育 | Trackback | Comments(4)

今日は函館METSの日です

 今日、8月29日(土)は函館METSの英語研究会があります。月に一度、
オールイングリッシュで、英語教育について話し合います。
オールイングリッシュなので外国人教員の方々も気軽に参加できるところが
良いところです。さらに、続けているうちに、本気で授業を改善したいという
先生方が集まるようになってきました。それはそうですよね、何しろ、
何の権威もなにもありません。みんな、いち英語教員として参加しています。
今年の3月までは指導主事の先生も毎月、参加していました。転勤で、道東に
行かれましたが、後にも先にも、指導主事で毎月欠かさず参加したのは彼ひとり
です。指導主事は非常に忙しい、さらにオールイングリッシュで
話し合いをする。自分が指導する立場で、間違った英語を話したらどうしようと
考えるのは理解できます。そこを乗り越えて、毎月参加した指導主事の
先生を僕は信頼しています。今は主査になられました。
 今日は白百合高校の先生がデモ授業をします。その後は、色々なことについて
話し合います。その中の一つが、自由英作文の添削方法についてです。非常に
興味深い方法で新しいALTが実施していまして、その方法について話し合います。
 アメリカでは、試験のほとんどがエッセイあるいはレポートの形で提出され、
それを評価しなくてはなりません。なので、効率的かつ公平・的確な評価方法が
必要なのでしょう。正確にして、公平・的確そして、迅速にできる評価方法が
求められています。
 評価者の英語力や判断力が一番重要なのは言うまでもありません。

 今月訪れたロンドンの駅の写真です。古い建物と新しい建物がうまく融合
されています。お楽しみください。
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by yasuhitoi | 2009-08-29 10:27 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

新しいALTがやって来た

 米国とニュージーランドから2名の新しいALTがやって来た。
この二人が異色である。特に、米国から来たALTはいわゆる秀才だ。
小学生の時からトップクラスの成績で、カリフォルニアでの知的な
コンテストの学校代表を皮切りに、高校は15歳で卒業、15歳で
大学に入学したというから驚きだ。しかし、やはり肉体と精神の
バランスが重要で、体調を崩し、18歳になってから、
名門カリフォルニア大学サンタバーバラ校に入学し、3年で卒業した。
その後、海外のセキュリティーに関する業務に配属され、活躍した
人物である。政治学が専門で、将来は、ワシントンのジョージタウン大学
大学院で博士号を取得し、国際的な業務に就く予定である。話していても
じつに優秀であることがわかる。添削技術も素晴らしい限りだ。
 今週の函館METSでも、自由英作文の添削指導について話してもらう予定
である。英語教育のすばらしさは、人との出会いで増幅していくようだ。
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by yasuhitoi | 2009-08-27 00:32 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)

授業開始

 授業が始まった。
生徒たちの真摯な眼差しが突き刺さる。
僕は3年生の担当であることが多い。この時期、3年生たちは多少の焦りが見える。
夏休みの過ごし方に大いに反省しているらしい。自分の進路に対する心配な気持ち
はよくわかる。自分の希望を叶えるためには、厳しい道を通らなければならない。
一般受験と推薦受験では大きく違うようだ。苦労した人間には底力が備わる。
 卒業生が最近よく来る。少しだけ大人になった卒業生たち。授業中に私語をする
大学生たちが多いらしい。出席にしてやるから、出ていけという教授もいるらしい。
大学における研究活動と大学生に行う英語の授業がリンクしていればいいが、そうで
ない場合は、教員の力量が問われる。週一の授業で学生の英語力を高めることができる
教員はどのくらいいるのだろうか。
 明日から伊豆に行ってくる。英語の仕事である。
 最近ではタスクへの興味が湧いてくるのと英語養育の神髄をもっともっと知りたい
のである。英語の世界は本当に深いが、真実は一つなのだろう。
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by yasuhitoi | 2009-08-22 01:20 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)
 学生に戻って、授業を受けた2週間が終わった。9時15分から4時まで、休憩を
はさんで授業を受け続ける。もちろんすべて英語であり、質疑応答を中心に進められる。
先生の発言に沈黙を続けると、理解していないと思われてしまう。反応が重要なようだ。
内容に関しての問題点は、日本の英語教育の取り組みでの問題点と共通している。
 教授法の難しさの根本に違いはないのかもしれない。今回、明確になったことがいく
つかある。一つは、understandingとtranslationは同じではないということ。もちろん、
先にunderstandingがあり、その内容を日本語で表現することがtranslationである。
今までは、translationができていれば、理解は終了していると考えられてきた。
日本語を構築することができれば、理解ができていたということである。理解が
できていなければ、奇妙な日本語ができあがる。例えば、辞書を引いて、日本語をつな
ぎ合わせて、奇妙な日本語ができることもある。これは理解したことにはならない。
正確な日本語で表現できて、初めて理解度を図ることができる。理解と翻訳には密接な
関係はあることは事実である。
 ここケンブリッジでは、理解できた内容を英語で表現する。正確にパラフレーズして
初めて認められる。かなりの長文も書き換えを要求されることもある。その際、正しい
英文法力が要求される。関係代名詞や接続詞、分詞を駆使して、書き換える。
 今回の授業では、目的の活動をするために他の活動をスキーマの構築に使うことが
多かった。活動の複合化である。これがじつにおもしろい。
 生徒は本当の理解を望んでいる。英語力の伸長を望んでいる。日本語であろうが、
英語であろうが生徒の英語力向上が目的である。
 英語という語学に関わる学問の領域はつくづく深いものだ。
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by yasuhitoi | 2009-08-17 22:03 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)
 ついに、ネットが部屋からつながり、少しだけ余裕ができました。
ケンブリッジに来て、6日が過ぎ、徐々に生活もリズムに乗ってきました。
講義は非常に充実しています。ケンブリッジから出ている英語教育関係の
本の著者の方から直接、講義を受けています。ほとんどが女性ですが、
経験豊富な先生ばかりで、非常に参考になっています。
 手法としては、コミュ二カティブ・ランゲージ・ティーチング(CLT)に
基づきながら、論理的に英語教育が行われています。4技能の側面から
マイクロティーチングを実施することが課題です。日本にいたときから
構想は練ってきましたが、うまくいきますかどうか。秋田高校の先生と
チームを組むことになりました。日本の英語教育の成果を示すことが
できればと思っています。
 毎日、9時15分から午後4時まで講義に集中します。何て楽しいので
しょうか。こんなに集中できるのは久しぶりです。5時過ぎには起きて、
散歩をして、授業に望む毎日です。
 毎日、語彙が増えていることがわかります。
 ケンブリッジの大学院に行きたくなりました。学びの喜びは深いことを
改めて、確認した次第です。
 では、また。
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by yasuhitoi | 2009-08-08 07:00 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)
 8月2日に成田からヒースローへ行きます。
 所要時間は約12時間です。以前よりも少し早くなりました。
偏西風の影響で、あちらから日本へ向かう方が速いわけです。じっくりと自分を
見つめながら、英語教育への構想を練り直したいと思います。これまで、26年間
英語教育に携わってきましたが、まだまだです。行けば行くほど、深い。しかし、
言語習得の取り組みは意外にも、シンプルです。単語や語法や発音など細かい部分は
ありますが、いかに言語体験を豊富にするのか、正しい英文をどれだけ自分の体内に
取り込むことができるのか。生徒の実態に合わせて、ただしい教授法のもとに、
授業をしっかり受け、積極的に取り組むことで、必ず英語を習得することはできる
と考えます。もちろん、到達レベルはいくらでも上に設定できます。そのレベルに
応じた取り組みは必要です。
 僕にとっての気づきや学びとの出会いを求めて、行ってきます。
 2週間後に何を発見しているのか、こうご期待です。
 では、行ってきます。
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by yasuhitoi | 2009-08-01 10:56 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)