成績処理完了、1学期終了間近
2014年 07月 13日
この発信活動が生徒の理解や内在化をさらに強固にしてくれる。発信するから内在化する場面が多々出てくるとも言える。例えば、このテーマで15分の発表をしてくれと言われたら、多くの人は、そのテーマについて、調べ、資料をよく読み、ポイントを見つけ、15分の発表につなげていくであろう。何度も資料を読みながら、理解を深め、よく考えることで、内在化され大体のガイドラインは頭の中に入るものだ。そして、いよいよ発表である。ここで、この内容を伝えるという順番に従い、冷静に伝えていくことだろう。
発表することで、内容について深く理解し、内在化されていくだろう。たとえ、かなりの時間が経過したとしても内容については発表者の頭脳に深く刻み込まれることになる。
言語習得はまさにこのような流れと似ている。言語を理解し、内在化し、発信する過程で、その言語を習得していく。基礎があれば、あとは、多くの言語体験を重ねる。文化や歴史の知識とともに、人としての価値観の広がりからその言語を通して、多くのことを学ぶことが出来る。
スピード感を持って、多くの言語体験を積みながら、考え、覚え、発音し、読み、聞き、発話し、書いていく。言語の習得は時間をどのくらい使うかという視点よりもどれくらい親しんだかにかかっている。その言語を愛することは、その言語を使う人々の文化や歴史も含め、その人たちとコミュニケーションすることにつながっていく。言語習得は地道な努力の積み重ねでもあるが、未知の世界との遭遇という壮大な活動でもあるのだ。言語の先にある自分にはない世界とのつながりを作り出してくれるものでもあるのだ。
さあ、この夏、可愛い生徒たちと壮大なドラマを作ってみてはどうだろう。
さて、アルク主催のセミナーの講師をさせていただく。今回は仙台。是非、お越し下さい。
感動を共有しましょう。授業方法について詳しくお伝えします。
http://ndsnet.com/alc-event/20140809/