大西社長さんの講演
2011年 04月 23日
全校生徒に講演をしていただいた。東大卒業後、三井信託銀行から26歳で阿寒グランド
ホテル(実家)に入社し、当時経営が厳しかった家業を見事建て直し、2008年に日本政
府から観光カリスマに認定された。まさに豪腕の持ち主だ。
講演は「イ・ラム・カラプ・テ」というアイヌ語からスタートした。意味は「あなたの心にそっと
触れる」というもので、いわゆるおもてなしの心に通じる言葉だ。以下、大西氏の言葉から
引用する。
・ 小さな成功体験の積み重ね
・ あと20年で人口は半分になる
・ 歴史は勝者の歴史が残り、敗者の歴史は消えていく。しかし、その敗者の歴史に何か
あるのではないか
・ 数ばかり追ってはいけない
・ アイヌの文化では損得に神がいる
・ 無心こそ大切、私欲が見え隠れしたら、人はついてこない
・ 観光資源を磨きなおすことが再生につながる
・ 再生はまず意識改革から
・ 温度一定の法則(熱い人たちがいれば、冷めてる人たちがいる)
・ 反対のエネルギーは次のエネルギーにつながっていく
・ 町全体が株式会社だと思っている
どうだろうか。教育の世界にも、いきる言葉があり、人生においても重要なことがあろう。
僕も大いに勉強になった。生徒たちは真摯に聞いていた。将来の日本のリーダーに
なるべく彼らの活躍を願う。各界で活躍する一流の人たちの話を毎月のように聞ける
生徒たちは幸せだ。
英語の授業。 3年生では、cutting edge 3の英文を徹底的に分析、理解。語彙の
習得から文法語法を使いながら理解へ。早稲田大の入試問題文だが、内容は経済問
題で、人の思いが経済活動に与える影響について熟読。その後、音読多種類。日本語
の訳文から英文を再構成できるまで習熟そして練習を課す。偏差値70を超える集団で
もきつい活動だが、この時期に厳しい活動をすることで後半の受験が少しはらくになろ
うというもの。英作文力の向上は難関大学志望者には必要。鍛える、とにかく鍛える。
かく言う僕も音読は欠かさない。読み込みもできるだけ深く。深い理解は必ず、脳内に
英語を定着させるのだ。今週末、教材研究しながら、次なる作戦をたてる。リスニングと
英作文力向上には、やはりディクトグロスだろう。28日から九州へ出張。APU訪問だ。
福岡の永末先生にお会いしたいと思っている。大分では麻生先生にお会いする。じつに
楽しみだ。
では、また。
今井先生の音読を少なからず、実践しています。ただ、旧態依然の訳読も必要らしいので、音読を何回もやったあと、簡単に本文の説明をする感じで授業の組み立てを考えています。生徒指導がメインでなかなか授業もうまくいきませんが、音読による英語の言語習得は間違ってないと考えていますので、頑張りたいと思います。もし機会があればぜひ授業見学に来ていただきたいと考えています。
それでは乱筆失礼いたします。
僕も二校目までは、英語の勉強が好きではない生徒と格闘していました。今思い出してもその頃の必死な思いを思い出します。
何とかしたいのに方法がわからなかったり、英語指導の前に
指導する事項が多々あったり悩みはつきません。じつは、
今でも悩んでいます。お互いに頑張りましょう。いつか授業を
拝見できればと思います。
「小さな成功体験の積み重ね」-これがあって生徒は伸びる!
「温度一定の法則(熱い人たちがいれば、冷めてる人たちがいる)」-これには思わず吹き出しました。決してバカにしているわけではありません。yasuhitoi氏のような人もいれば、そうでない人もいる訳です。しかし、yasuhitoi氏も悩んでいるからこそ、共感を得るのではと愚考しています。私も悩みに追われる毎日です。
言葉は文化ですね。いい言葉には力があります。
つらいとき戦陣が残した言葉がどれほど僕たちを励まして
くれることか。言葉はコミュニケーションです。そして、
栄養豊かな食事、適度な運動が長生きの秘訣です。生涯現役を
目指して、3要素を大切にしてくださいね。