フィンランドからのゲスト登場
2010年 07月 01日
ただ見てもらっても何なので、一緒に授業を行った。Duoの音読を手伝ってもらった。
とてもやさしい学生で、生徒の信頼を得ていた。生徒の目は鋭い。どんな人か、たちどこ
ろに判断してしまう。化学の授業を見学に来ていた学生は、何とフィンランドから来た。
僕は非常にフィンランドに興味を持っているので興奮した。聞きたいことが山ほどあ
るからだった。何しろ、フィンランドはすごい。小学校から大学までの授業料はすべて
国が払う。医療費は無料。定期テストはない。世界トップの学力を誇る。
教員は雑用なし。最高の授業を行うことに没頭できる。すべての教員は大学院を卒業し
ている。税金は高いが収入による。消費税は7%だからアメリカと同じくらいだ。
僕からの質問。
勉強に熱心な生徒の%は?ーーー50%くらい。大学に行くとお金が国から出る。
大学を出ると、良い職業に就ける。
テストがないのに生徒は勉強するのか?ーーー生徒一人一人にポートフォリオがあり、
小テストはあるが、基本はレポートで
調べ学習が基本なので取り組んでいる。
小さい頃は自由時間が多い。
教科書は?−−−教科書はない。教員が独自に作成する。
子供の数は増えているか?ーーー減っている。日本と似ている。
ここで、本校のALTウェスリーに質問。
アメリカとフィンランド、どちらが良いと思う?ーーー難しいが、自由競争がないのも
困るなあ。総じて、スカンジナ
ビアの国々は福祉国家だよね。
どうやら、アメリカの方がいいらしい。
ヨーロッパでは、ユーロ高校が各国に出来ているらしい。また、フィンランドの教育レ
ベルの高さは、フィンランド語にその要因がある。英語よりも簡単なフィンランド語は、
読み書きをすぐにできるレベルの言語。すぐに、科学や数学に力を入れることが出来るそ
うだ。さらに、小学校3年生から英語、5年生からスェーデン語を学ぶとのこと。外国語
学習が小学校から行われ、しかも2カ国語を全国民が習得している。
いろいろと考えさせられた一日だった。
明日から長野、明後日から名古屋に行ってきます。ベネッセの仲居さんと仲良く行って
きます。数学の先生も講演を聞きに来るそうです。しかも、年休で来てくれるそうです。
長野は教育に熱いですね。ベネッセの古澤さんが会場準備に奔走してくれています。
ありがたいことです。
名古屋では山岡先生とご一緒できます。こちらも熱い学習会になるでしょう。
皆さん、よろしくお願いします。
これから、明日の講演の予習をします。
では、また。